1/27~29 奥出雲合宿コーディネート 2017-01-30

咲楽の話

久々のブログ更新です。
一番ホットで伝えたい話題を・・・。


2015年、5名の発起人の想いからスタートした、ものづくり大企業5社連合の若手人材育成研修。
“それぞれの会社で人と組織の力を高めたいと思う担当者が、各会社が有する資産を有効活用し、場や講演者のアレンジなど持ち回りで協力し、自社だけでなく他社と共に人材育成に尽力する。いわば、JAPANを強くする、エンジニア志塾。”

2年連続「ものづくりの原点に触れる」という事で2泊3日のたたら奥出雲合宿が開催されています。ご縁を頂き、その合宿のコーディネートを咲楽でさせてもらっています。

昨年1月、塾生12名・事務局10名の22名がお越しになりました。
せっかく出逢った異業種の1期生メンバー、一緒に何かできないかということで今年度春から共創活動を開始。最初は自分たちの持っている技術や知識を使って「海底探索機を作る」がテーマ。しかし議論を重ねていく中で「社会課題・地方の課題解決」へと方向転換し、「ものづくりの原点・働くことのよろこびに気づかせてもらった奥出雲へ」という事で、この度8名の1期生メンバーが再び奥出雲へと来てくださいました。

そのアレンジを仰せつかり、奥出雲での2泊3日の合宿コーディネート。

1日目:そろばんと工芸の館視察→町の現状と課題ヒアリング→奥出雲若手経営者と交流会
2日目:たたら見学→刀剣鍛錬体験→松葉屋工場視察→鍛冶工房弘光工房視察→視察企業の方との交流会
3日目:島根リハビリテーション学院視察→振り返り・ディスカッション

ものづくり企業のエンジニアの皆さんが地方の課題解決に挑戦する、という今までやったことのないことにチャレンジですので、声を掛けた企業様や個人の方々、なかなかそこに意味を見出してもらう事が難しく断られることもありましたが、多くの方にご協力いただき、無事2泊3日の行程を終えることができました。志塾1期生の8名、そしてご協力いただいた地域の皆さんに有意義だったと言ってもらえ今後一緒に何かやっていきたいと思って頂きました。

塾生の皆さんのFBへの投稿やメールでの感想を頂きましたので、シェアさせていただきます。
『2015年度に一緒に研修を受けた、第1期エンジニア志塾の仲間たちと、今年度春から自分たちの共創活動を開始してから、早9ヶ月あまり。
初めは、海底探索機を作ろうとしていたのが、いつの間にかメンバーの志は”社会課題”とりわけ”地方”の課題解決へ。
そこで今回は『超』課題先進地域である、島根県・奥出雲へ現地調査に向かいました。
実はここは去年の研修で、『ものづくりの原点と働くことのよろこび』を気づかせてもらった地でもあります。
そう、ここは我らの思い出の地。ここは我らに多くの贈り物をくれた地。ここは我らの絆の始まりの地。
奥出雲にいるご縁の神様が繋いでくれた我々の想いは、ご縁の神様の地へ戻って参りました。
さてはて、これからがスタートです。これからこのメンバーで何ができるのか。
異業種企業のエンジニアたちの共創による地方の社会課題へのチャレンジチーム活動。
乞うご期待です』 (Aさん)

『この度はエンジニア志塾一期生で地方活性化タスクとして、1/27〜1/29奥出雲へ現場視察に行ってきました!
そこでは、下記の様々な体験をしました!百聞は一見にしかず!十見は一触にしかず!を実践
奥出雲の伝統工芸である雲州そろばん、たたら製鉄、日本刀鍛錬場、鉄鍛治場の現場視察と職人様との意見交換
★工芸の技術の深さを体感!
奥出雲の食用花、またぎ、農家の方々を囲んだボタン鍋夕食会
★奥出雲のリアルな実態を知ることができました!かなりディープな話も!
今回の奥出雲遠征をコーディネートしていただいた内田さんが経営される銘菓生どら「松葉屋」の工場見学と従業員の方とのディスカッション
★出来立ての生どら最高でした。
島根リハビリテーション学院での先生方との対話会
★今回をきっかけに産学コラボが進めます!』 (Bさん)

『先程、羽田空港に戻って参りました。
今回奥出雲に舞い降りた我々1期生8名、充実した3日間を過ごすことが出来ました。
私達としては、この気付きから地方に向けてエンジニアが何が出来るのか、真剣に議論して行きたいと思います。
やれる事は沢山あります、やりたい事も沢山あります。でも、実行が1番難しいとも思ってます。
奥出雲の皆さんは私達との会話で、何か少しでも良い時間であったと感じてくれてたと信じています。私達も同様です。感じるだけではなく、小さな事でも良いので実行して笑顔を生み出して行きたいと思っています。』 (Cさん)

私の人生の中で頂いている不思議なご縁。
モノを作って売る仕事から、人をつなぎ場をコーディネートする仕事に変わり、たくさんの気づきを与えてもらっています。
そんな中で今思う事は、「都市×地方」「大企業×中小企業」「エンジニア×職人」「エンジニア×医療・福祉」など、普段接することのない人や価値観に触れ、相互理解を深めることが様々な課題を解決するヒントになるということ。
自分の暮らしや生き方、仕事に実は直結しているということ。

普段の生活や仕事の中では当たり前すぎで気づかないことを、場を変え、会う人を変えることで自分や自分の所属する会社の強み・弱みを認識でき、課題解決の糸口を見つけることができるのではないか?!
「地方創生」と叫ばれている今、やはり多くの人に地方の本当の現状を知ってもらいたいと強く思うのです。都市部に住んでいるから地方なんて関係ないでは済まされない現状が今、日本の中にあるのではないでしょうか。
私たちの住む日本で幸せに暮らしたいと誰もが願う中、相互理解の重要性を強く実感しています。



最終日、せっかく2度も島根まで来ているのに観光的要素が全くなかったので、最後出雲大社へ参拝してなんて思っていたのですが、結局皆さんから「今のうちに振り返り・まとめをしたい」という事で急きょその時間を持ちました。
私たちの住む島根・奥出雲の人達ではない人達が、真剣にこの地域の事を思い課題解決に向けて議論して下さっている姿・・・心打たれました。本当に有難いことです!

まだスタートしたばかり。今後本当にどうなっていくかは分かりません。でも確実に1歩を踏み出したことは間違いないので、この関わって下さった素敵な仲間たちと課題解決に向けて私も頑張りたいと思います。

今回のこの企画に関わって下さった皆様、ご協力いただきました皆様本当にありがとうございました。


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そろばん工場見学

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エディブルフラワー会社社長、鳥獣ハンター・リサイクルセンター社長、野菜農家社長、役場職員の皆さんと
「イノシシ鍋交流会」@まつ

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たたらと刀剣館見学&刀剣鍛錬体験

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生どら製造見学

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鍛冶工房弘光さん、工房見学

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そろばん職人・お菓子職人・鍛冶職人さんとの交流会 @たち花

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島根リハビリテーション学院視察

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島リハ先生方とランチ交流会 @奥出雲葡萄園

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奥出雲葡萄園の「庭カフェ」をお借りして、振り返り・まとめ


平成28年 稲田神社例大祭 2016-10-22

奥出雲『神社』

久しぶりのブログ更新です。
昨日は鳥取中部地震が発生し、鳥取県では大きな被害もありました。
被災者の皆様には心よりお見舞い申し上げます。
島根県はそれほど大きな被害はなかったようで、奥出雲も大丈夫でした。
ご心配を頂きました皆様、ありがとうございました!


さて、今日は咲楽の氏神様であります『稲田神社』の秋の例大祭でした!
結婚式やその他、様々な事で稲田神社とは関わらせていただき、本日お祭りに参列させていただきました。
許可を頂きましたので、こちらで紹介させていただきます。



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出雲大社国造 千家宮司様と奥様にもご参列いただき、木山宮司、その他町内の神職、出雲大社より3名の神職のもと、
奉賛会の会長絲原県議会議員様をはじめ、約20人参列者と共に執り行われました。
御歳98歳の木山宮司、挨拶の中で多分日本で一番高齢の神職ではないかということでした。
祝詞をあげられるお姿は、本当に感動です。


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お祭りが終わり、ご挨拶をされる千家国造様

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奉賛会会長絲原県議会議員様

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お祭りに参列させていただき、光栄でした!


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今、皆様の願いはこの数年のうちに本殿の修復をし、遷宮を行う事。
稲田神社は氏子のいない神社ですので、皆さまからのご寄付やお賽銭によって守られます。
この地域を見守って下さっている稲田姫様を祀るこの神社、いつまでもこうやって皆でお祭りができますようにと祈るばかりです。

161022例大祭5
稲田神社での結婚式や巫女体験など、神社に関わるお仕事をさせて頂いています。
咲楽として、何かお手伝いができないか。。。そんな想いから、この度ご寄付頂いた方へお渡しできるようリーフレットを、
木山宮司・石原宮司監修の元、弊社で作らさせて頂き、本日御祈祷いただきました。
千家国造にもご報告し、今後共よろしくお願いしますと言って頂きました。

一口3千円以上ご寄付頂きました方に、こちらのリーフレットはお渡しさせて頂く予定です。
11月3日・5日・6日と、私、稲田神社のお手伝いをしておりますので、ご参拝頂き、ご寄付頂ければ幸いです。

皆様のご協力、何卒よろしくお願いいたします。


これから、姫のそば・ゆかり庵も新蕎麦の時期に入ります。
是非お蕎麦を食べに、紅葉を見に、奥出雲へお越し下さい!お待ちしております♪♪

エリアイノベーション→尾道・三次視察研修ツアー 2016-09-03

つぶやき

なんとー、8月1回もブログUPしないまま、9月を迎えてしまいました。
見に来て下さっている皆様、すみません

さて、今日はとある研究会が立ち上がり、みんなで勉強&視察に行って来たお話です♪
奥出雲が好きで色んな可能性をこの町に感じていて、やりたいことだらけなのですが、私一人や咲楽の仲間だけではなかなか思うようにできないことも多いです。

思ってはいるけど、なかなか手が付けられないことの一つに「空き家」「古民家」をどう有効活用できるか、というのがあるのですが、6月にとある新聞記事を見つけました。
尾道市で空き家再生プロジェクトを立ち上げ実践しておられる女性の記事です。
すると、今度はネット上で、その尾道市の女性が東京で対談をされるという情報が入って来ました。
何だかご縁を感じ、話を聴いてみたいと思い、それだけの為に7月9日東京まで行ってきました!

そこで初めて知ったのが『エリアイノベーション』。
東京R不動産・㈱オープン・エー代表取締役の馬場正尊氏と尾道空き家再生プロジェクト代表の豊田雅子氏の対談だったのですが、馬場氏は「まちづくり」とか考えてやっていた訳ではなく、1軒1軒空き店舗や工場跡地などをリノベーションして人に貸すという情報発信をしていたらそれが人気となり、豊田氏は自分の生まれ育った町に帰ってみたら空き家ばかり、自分が住みたい空き家を探しブログで発信していたら、こちらも人気に。
それぞれがそれぞれに活動されていたのですが、お二人が出会う事があり、1軒1軒リノベーションしてそこに人が集まるようになり、まちづくりとなっていった、というお話でした。
点と点だったものが、面となり、相乗効果でどんどん人を呼び込み始めた・・・

とってもワクワクするお話しで、早速「まつ」(旧松葉屋をプチリノベーションし、現在フリースペースとして使用中のみんなが集まる場所)を運営している彩子さんにこの話をすると彼女の周りにいる人たちにもあっという間に広がり10数人で『エリアイノベーション研究会』というのが立ち上がりました!!

すると、馬場氏が9月に広島県三次市で講演会をされるという情報も入ってきて、ならば尾道市の豊田氏のされているプロジェクトの視察&その1つの物件「みはらし亭」というゲストハウスに泊まり、翌日三次市に行って馬場氏の講演会を聴いて帰ろう、という話でまとまり、この度8名で尾道&三次視察研修ツアーに行ってきました!


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坂の町・尾道。 この坂の上に「みはらし亭」がありました。(帰りの写真ですが…)

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こちらが「みはらし亭」です!

みはらし亭
部屋からの眺め、朝日が見ることができたのですが、めちゃめちゃ綺麗でした。
スマホの写真ではこんな感じしか撮れませんでしたが、実際はもっと素晴らしかったです!

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朝食が食べられるカフェからの眺め。

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そして、また別のエリア「ONOMICHI U2」という、倉庫を改装したオシャレな空間にも行ってきました。

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「ONOMICHI U2」の中は、こんな感じです!

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そして、三次市で行われた馬場氏の講演会に♪


尾道、さすが注目されているエリアの事だけはありました。とっても素晴らしかったです!
馬場さんのお話も、私一人でなくみんなでワクワクできて良かったです♪

さて、奥出雲では一体どんな事ができるのか???
近々行ったメンバー+行けなかったメンバー+αで、振り返り勉強会をしたいなぁなんて思っています。

ずっと奥出雲にいても顔見知り程度だったところに、地域興協力隊という外の人達が入り、違うところから繋がり始めました!
それぞれが、それぞれに思い描いていた奥出雲の未来。。。
でも実はみんな同じような事を想っていて、一人で悶々としていたのに今、少しずつ、ゆるく繋がり始め動き出しました!!

まだ始まったばかり、でも1歩踏み出せた事が嬉しい。
この輪が少しずつ大きくなれば、みんなが思い描いている「奥出雲」になって行く気がしています!


そして私は私で、多くの「外」の素敵な人達に応援してもらっていますので、この「外」の人達と「内」の人達が繋がって、もっと大きな「輪」となることを夢見て、小さな積み重ねをしていきたいと思っています。


明日から4日間、「外」の応援団の皆様に会いに、東京に行ってきます♪♪
またそのお話も、ここでしたいと思ってます☆

では、行ってきます(^-^)/






2016横田高校だんだんカンパニー・ジャムづくり 2016-07-29

咲楽の話

あっという間に7月が過ぎようとしています。
毎日暑い日が続きますね、皆さまいかがお過ごしですか?!

奥出雲は日中は他と変わらず暑いですが、朝晩は本当に涼しく今年も一度も家でエアコンをつけたことがありません。
この寒暖差が美味しいお米や野菜を作るんだろうなぁと、しみじみ感じる今日この頃です!



さて、今年で3回目の横田高校だんだんカンパニーのジャムづくりのお手伝いに行ってきました。
指導係・・・松葉屋お母さん、アシスタント・・・私とリリーちゃん、そしてコーディネーターの理恵ちゃんと由樹ちゃん。
このチームでやるのが今年で2回目、私たちも段取りよくできるようになり、去年に比べてとってもスムーズにジャムづくりできました。

2016だんカン1
班に分かれて、鍋4回分作ります。

2016だんカン2
奥出雲町・大谷地区にある‛橋本農園’さんの無農薬ブルーベリーに‛てんさい糖’だけを入れて。

2016だんカン4
瓶詰の写真を取り忘れましたが、その後の行程゛熱殺菌”を頑張る男子たち。 熱さとの戦い!

2016だんカン6
完成~、3日間で680個つくりました☆ これから、自分たちでデザインしたラベル等を貼って仕上げます。


自分たちで、ブルーベリーを摘みに行き、ジャムを作って、原価計算などして価格を決め、修学旅行で東京に行った際販売して帰る。
さて、今年の2年生はどんなラベルを考え、いくらの値段をつけ、どんな風に売って帰るのか?!
この体験が、生徒たちの成長の糧に繋がることを願ってやみません。


10月18・19日に東京で販売が決まっています、是非応援に来てくださいね!
また近くなったらご案内します♪

日本遺産 観光ガイド養成講座 受講中 2016-07-15

つぶやき

梅雨真っ只中ですねぇ。
数日前は超暑い日が続いたと思ったら、奥出雲は今度は雨・雨・雨で現在気温20℃と、ちょっと肌寒いです。

大変ご無沙汰しています。
怒涛の6月を終え、ちょっとゆったり。やっとブログが書ける余裕がでてきました^^;

今日は、たたらのガイド養成講座のお話し。
7月7日から全10回で始まった「日本遺産観光ガイド養成講座」に参加しています。
奥出雲たたらと刀剣館・元館長 尾方豊さんと、藤岡大拙先生が講師で前回今回と尾方さんから学んでいます。

第1回目は「たたらって何?」
その1 「たたら製鉄はどのように紹介されているのか?」
その2 「日本遺産について」
その3 「鉄のまほろば編」

今日はその第2回目。前回の補足ということで「製錬と精錬」の話、メインは「近世企業たたら」と「鉄師について」を学びました!

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毎回プリントが配られるのと、教科書はこちら↑「鉄のまほろば」という本


2回参加してみて、やっぱり「たたら」は奥が深いし面白い!ですが、難しい。。。

私は「たたら」の鉄を作るしくみ、という事よりもその歴史だったり、文化だったり、今回日本遺産に認定された「たたらにまつわる物語」に興味があります。
なので、やはりなかなか頭に入ってこないのが「たたらでできる鉄の種類」。

前回最後の方で「製錬(鉱石から金属を取り出すこと)と精錬(金属から不純物を取り除くこと)」の話をされたのですが、‛言葉’だけだったので、図とかでもう1度教えて欲しいとお願いし、今回復習という事で、下記の資料をいただきました。

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前回と今回でやっとなんとなくわかったことは、「たたら製鉄」とは、単に炉の中で砂鉄と木炭を燃やして鉄を作るたたら場だけのことではなく、大鍛治場で鉄素材を製造するところまでを含んで「たたら製鉄」という事が分かりました。


そして今日は「近世企業たたら」の勉強。
1000年とも1500年とも続いていると言われる「たたら製鉄」。しかし、昔は鉄づくり集団が山の中で移動して作っていた歴史があります。それが大きな建屋で連続操業するようになり、江戸時代から松江藩が大地主の鉄師のみにたたら操業を許可し、保護をしてわが国の近世企業たたらと発展していきました。

松江藩が許可をしていたのが、9鉄師。
その中の御三家が、田部家・絲原家・櫻井家、そしてト蔵家。 奥出雲には「絲原家」・「櫻井家」・「ト蔵家」が許可され操業していました。
今日はそれぞれの鉄師の歴史を学び、この近世企業たたらはこの地域挙げての一大産業だったと知ることができました!

この時代の一鉄師の企業従事者は、常時・季節あわせて1,500人。奥出雲の3鉄師だけで4,500人が関係していたというのですから、どれだけこの地域の一大産業だったかが分かります。

学ぶ中で印象に残ったのが、各鉄師が「鉄を作る」ことだけではなく、農業・林業・畜産を含めた経営をし、生産性を上げる努力・高値で売る努力・輸送の努力などと、、雇用を守るという事と、社会貢献をされてきたこと。
時代の流れで製鉄業が終わりを告げた際、別の業態へ変換し、やはり雇用を守ることに必死になった歴史を知りました。

例えば、今年開業100周年を迎える「木次線」。これは絲原家が民間から出資者を募り資材を投じて整備。1914年に簸上鉄道の社長に就き、1934年の全線開通(宍道~備後落合)に尽力されました。
絲原家が「たたら」から完全に撤退されたのは木次線建設途上の1923年。そして事業転換をされたのが「木炭生産」。
そう、木炭を運ぶため輸送のために木次線を開通されたのです。宍道~備後落合までに八川駅とか出雲横田駅とか亀嵩駅とかいろいろありますが、何故クネクネとたくさん駅があるのかというと、各地域の木炭を乗せる為、このようなルートになったのだそうです。
絲原家が何故資材を投じて鉄道建設を進めたのか、それはたたらで生計を立ててきた多くの人たちの雇用を守るための義務感からだったのだそうです。
今ある当たり前の「木次線」に、こんな歴史があったのだと1つまた勉強になりました。


たたら製鉄の鉄穴流しによってできた棚田、仁多米。
たたら製鉄に必要な木炭、それを運ぶことを目的にしてできた、木次線。
田んぼを耕すにも利用され、たたら製鉄の原料の砂鉄や木炭を運び、鉄の出荷にも欠かすことができなかった牛。
この牛はのちに品種改良され、種雄牛として名声を得た「第7糸桜号」に繋がっていくのです。

農業・林業・畜産・・・全部がたたら製鉄と結びついています。
この町の現在ある豊かな資源は、全てたたらに結びついていると分かり、「たたら製鉄」の奥深さを実感しています。


今奥出雲が置かれている現状、課題・・・。
実はこうやって歴史を紐解いてみると、「ヒント」を与えてくれています。
大きな時代の流れの中で、この町が生き残っていく、ここで心豊かに暮らしていけるのは、もう一度たたら製鉄の歴史から学べると、私は思っています。
そして咲楽としてどうこれを伝えていくことができるのか、試行錯誤の日々です。


今回私だけではなく、咲楽スタッフ3名全員でこの講座を受講中♪♪
秋には晴れて「ガイド」になれる(はず)ですので、ガイドになれた暁には、是非皆さん私たちを指名して奥出雲観光に来てくださいね☆



追伸:まだ勉強中の身。間違ったことを書いているかもしれませんので、多めにみていただき、お気づきの点は是非教えてやってくださいませ。












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