エンジニア志塾3期卒塾 2018-03-18
松葉屋
3月16日、第3期のエンジニア志塾が終わりました。
ものづくり他大企業連合の異業種人材育成の塾、コンセプトは「それぞれの会社で人と組織の力を高めたいと思う担当者が、各会社が有する資産を有効 活用し、自社だけでなく他社と共に人材育成に尽力する。いわば、JAPANを強くする、エン ジニア志塾。」
私も1期途中から事務局として関わらせてもらっています。
ものづくりの原点、たたら製鉄に触れ合宿をしたいとのご相談を受け、1・2期はプログラムの1つとして、3期はオプションとして奥出雲に「たたら合宿」という事で、1月末~2月上旬にかけて来て頂きました。
ものづくりの原点、たたら製鉄に触れ合宿をしたいとのご相談を受け、1・2期はプログラムの1つとして、3期はオプションとして奥出雲に「たたら合宿」という事で、1月末~2月上旬にかけて来て頂きました。
そんなご縁もあり、実は今期の3期生として松葉屋の工場長、川西も参加させてもらいました。
たたら合宿で塾生が奥出雲に来られた際、地元の職人の方々に声を掛け、大企業エンジニアの皆さんと、中小零細企業の奥出雲の職人さん達との異業種交流・ディスカッションを開催。伝えたかったことは分業となっている大企業のモノづくりをしている方々に、何代も続く家業で職人としてだけではなく全てをこなしている人のモノづくりに対する想い、逆に地元の人には自信を持ってもらいたいという気持ち。とにかく普段出会う事のない人と交流することで、自分を見つめ直してもらいたいという想いがありました。
地元の人に声を掛けても最初は「大企業の皆さんと何を話せばいいのか?何故自分なのか?」と理解してもらえませんでした。実は川西もその一人。1期では断られ、2期で参加してくれて、とても良かったと言ってくたので、3期が始まる前、社長である兄に「川西君を3期に入塾させたい」と相談したところ、快諾。彼も参加してみたいと言ってくれたので、10月~3月まで、毎月東京へ勉強しに行かせました。
【エンジニア志塾第3期・訪問企業】
第1回 ㈱VSN
第2回 ㈱ブリヂストン
第3回 富士通㈱
第4回 ㈱本田技術研究所
地元の人に声を掛けても最初は「大企業の皆さんと何を話せばいいのか?何故自分なのか?」と理解してもらえませんでした。実は川西もその一人。1期では断られ、2期で参加してくれて、とても良かったと言ってくたので、3期が始まる前、社長である兄に「川西君を3期に入塾させたい」と相談したところ、快諾。彼も参加してみたいと言ってくれたので、10月~3月まで、毎月東京へ勉強しに行かせました。
【エンジニア志塾第3期・訪問企業】
第1回 ㈱VSN
第2回 ㈱ブリヂストン
第3回 富士通㈱
第4回 ㈱本田技術研究所
第5回 日本航空㈱
オプション たたら合宿(奥出雲)
オプション たたら合宿(奥出雲)
第6回 東日本旅客鉄道㈱
第7回 富士ゼロックス㈱
各企業から塾生が3~5名、第1期は5社・16名でスタート、2期は7社・24名、今回お邪魔しなかった岡本硝子㈱さん、㈱ケーヒンさんからも塾生参加し、今期は9社・33名の塾生が学びました。そこに各社事務局が約40名付いていくので、毎回大人数での勉強会でした。
名だたる企業様にお邪魔して、各企業の理念やものづくりに対する想い、お客様に対する想いなどを一緒に学ばせてもらいました。最初塾生からしたら、「えっ?!島根のお菓子屋さんから参加ってなんで???」だったと思います。本人も何故、俺?!だったことでしょう。
飛行機に乗るのも、東京に行くのも生まれてこの方2回目。最初一緒に行った際飛行機を降りた瞬間「咲子さん、めっちゃ肩凝りました。」と。色んな意味で緊張のスタートでした。
半年間を終え、卒塾式では「志宣言」というのをするのですが、川西の発表は「感謝」の想い。松葉屋のお菓子を食べて下さった方々が笑顔になるようなお菓子づくり、会社の仲間と共に笑顔になれるようなお菓子づくりをし、社会に感謝の気持ちを伝えていきたいというものでした。そして、他の塾生も含め成長していく姿を見させてもらい、逆にたくさんの事を教わり、目頭が熱くなりました。本当に参加させて良かったと。そして受け入れて下さった皆様に感謝、快く送り出してくれた松葉屋のスタッフにも感謝の気持ちで一杯でした。
最終回の富士ゼロックスの方、この会の塾頭でいらっしゃる上條さんの計らいで、「最後、松葉屋の生どらを送って欲しい。そして川西君にこだわりを語って欲しい」と言って頂き川西と相談して、塾生には「祝」・事務局の皆さんには「ありがとう」の焼き印を押したものを作り、サプライズで差し入れさせていただきました。

皆さんの前で、1分間スピーチ!貴重な経験です。
他の塾生が一人ずつ最後自分の「志宣言」をする中で印象的だったのは、「最初は自分が良い技術者になりたい。とか自分が・・・という想いだけだったが、この塾を通して会社の仲間とかお客様とか社会とか、に心を寄せることが大事だと思うようになりました」という発言が多かったのが心に残りました。
この塾を仕掛けられた塾長の富士通・関口さんと記念撮影。私も関口さんには大変お世話になりました!この方の想いや執念がなければ絶対になしえなかった事を私も3年間そばで見させてもらいました。
川西から行く前に、「咲子さん、もう1泊させてもらえませんか?」と打診が。いつもは早く帰りたがるのにどうしたことかと思ったら、「仲良くなった富士ゼロックスのみんなが、奥出雲で川西君に案内してもらったお礼に、今度は自分たちが川西君を案内したいという事を言ってくれたので、翌日もう1泊して帰りたいです」と。ダメなんてもちろん言えるはずもありません。そして3月が一番お菓子屋は忙しいのですが、スタッフも快く送り出してくれたようです。
川西から行く前に、「咲子さん、もう1泊させてもらえませんか?」と打診が。いつもは早く帰りたがるのにどうしたことかと思ったら、「仲良くなった富士ゼロックスのみんなが、奥出雲で川西君に案内してもらったお礼に、今度は自分たちが川西君を案内したいという事を言ってくれたので、翌日もう1泊して帰りたいです」と。ダメなんてもちろん言えるはずもありません。そして3月が一番お菓子屋は忙しいのですが、スタッフも快く送り出してくれたようです。
「良きメンバーと出会え、仲間ができて本当に良かった」と塾生が発表の時や飲み会の時に口を揃えて言っていた言葉が、この1枚の写真に表れている思いがしました。
大企業の企業研修に私自身は咲楽として仕事で関わらせてもらい、沢山のことを学ばせてもらいました。今回川西は塾生として、中小企業では経験できない世界を見ませてもらいました。
たたら合宿の奥出雲職人さん達から「最初何で僕に声が掛ったのか、大企業の皆さんの前で何を話せばいいのか分からなかったのですが、こうやって話をしてみて同じ人間なんだなと(笑)、企業の大小に関わらずものづくりに関わる人の気持ちは一緒なんだという事を学びました」と言ってもらえたことを思い出し、3回を通して少しずつでも伝わっていることを嬉しく思っています。
逆に塾生からは、「たたら合宿に行けて良かった、奥出雲の皆さんと話ができて良かった。また行ってあの時の皆さんに会いたいです。」と言ってもらいました。
大きいも小さいも、都会も田舎も、本当に関係ない事を学ばせていただいたエンジニア志塾。逆に塾生からは、「たたら合宿に行けて良かった、奥出雲の皆さんと話ができて良かった。また行ってあの時の皆さんに会いたいです。」と言ってもらいました。
人は育つ、ということと、やってやれないことはない、を学びました。
エンジニア志塾も塾頭塾長の交代、今後4期ではなく「エンジニア志塾2018」と名前も変わり新たな体制になります。私もタイミング同じくして、色んな事が変わります。
どのような関わり方になるか分かりませんが、今後も楽しみです♪
どのような関わり方になるか分かりませんが、今後も楽しみです♪
事務局の皆様、関係者の皆様、本当にありがとうございました!!
更なる発展をお祈りしております☆彡
更なる発展をお祈りしております☆彡
2014創業感謝祭を開催しました!! 2014-10-09
松葉屋
10月4日5日の2日間、松葉屋横田本店の移転15周年創業感謝祭を開催しました!!
台風が近づき、あいにくの雨模様でしたが、たくさんのお客様にお越しいただきました。
ご来店くださいました皆様、本当にありがとうございました

2日間の模様です、是非ご覧下さい!!


15周年を記念して生どらキャラクターが登場☆ 噂の生どら四姉妹です!!

このように、看板を作りましたので被り物を被って是非このパネルの前で写真撮ってお帰りくださいね♪

ジャジャン☆ 被り物が7種類に増えました(笑)


創業祭ではこのように、お客様に被っていただき楽しんでもらいました
外のテントの様子です!


ここ数年毎年来てもらっている、畳カフェの友塚君。 畳屋さんだけど、淹れるコーヒー本当に美味しいんです!!

こちらは生どら用の段ボールなどお世話になっている「㈱大昌」さんが、段ボールハウスを持ってきて下さいました♪
ちびっ子達のお絵かきコーナーでした!!

お買い上げ千円で1回引ける、大抽選会☆
1等~6等まで、空クジなしで奥出雲の特産品や松葉屋商品券、そして生どらノートが当たる抽選会を行いました!

そして、こちらが『噂の生どら学習ノート』です
こちらも15周年記念で作っちゃいました
当分お店で販売していますので、気になる方は是非GETして下さいね! 特別価格162円です☆

生どらオーディションの結果はこちら、『キャラメル生どら』が1位となり、商品化し創業祭よりデビューしました!!
プリン味と同じく、当分販売していますのでまだ召し上がられたことない方は是非一度お試し下さい☆
私自身、高校を卒業して奥出雲を離れ、まさか自分が奥出雲に帰ってくるとは思いもしていませんでした。
帰郷後、あれから15年・・・。本当に色々ありました。
大変だったことが多かったですが、多くの方に支えていただきこうして15周年の創業祭を出来たことは本当に感謝の気持ちでいっぱいです!!
これからも、皆様に喜んでいただけるお菓子作りをしていこうと思っていますので、変わらぬご支援をどうぞよろしくお願い致します!!!
台風が近づき、あいにくの雨模様でしたが、たくさんのお客様にお越しいただきました。
ご来店くださいました皆様、本当にありがとうございました


2日間の模様です、是非ご覧下さい!!


15周年を記念して生どらキャラクターが登場☆ 噂の生どら四姉妹です!!

このように、看板を作りましたので被り物を被って是非このパネルの前で写真撮ってお帰りくださいね♪

ジャジャン☆ 被り物が7種類に増えました(笑)


創業祭ではこのように、お客様に被っていただき楽しんでもらいました

外のテントの様子です!


ここ数年毎年来てもらっている、畳カフェの友塚君。 畳屋さんだけど、淹れるコーヒー本当に美味しいんです!!

こちらは生どら用の段ボールなどお世話になっている「㈱大昌」さんが、段ボールハウスを持ってきて下さいました♪
ちびっ子達のお絵かきコーナーでした!!

お買い上げ千円で1回引ける、大抽選会☆
1等~6等まで、空クジなしで奥出雲の特産品や松葉屋商品券、そして生どらノートが当たる抽選会を行いました!

そして、こちらが『噂の生どら学習ノート』です


当分お店で販売していますので、気になる方は是非GETして下さいね! 特別価格162円です☆

生どらオーディションの結果はこちら、『キャラメル生どら』が1位となり、商品化し創業祭よりデビューしました!!
プリン味と同じく、当分販売していますのでまだ召し上がられたことない方は是非一度お試し下さい☆
私自身、高校を卒業して奥出雲を離れ、まさか自分が奥出雲に帰ってくるとは思いもしていませんでした。
帰郷後、あれから15年・・・。本当に色々ありました。
大変だったことが多かったですが、多くの方に支えていただきこうして15周年の創業祭を出来たことは本当に感謝の気持ちでいっぱいです!!
これからも、皆様に喜んでいただけるお菓子作りをしていこうと思っていますので、変わらぬご支援をどうぞよろしくお願い致します!!!
2014 A Happy New Year!! 2014-01-06
松葉屋
♥新年明けましておめでとうございます♥

1月6日、晴天に恵まれた奥出雲です!
改めまして皆さま明けましておめでとうございます。
いつも松葉屋をご贔屓に、そしてこのブログを読みに来て頂き本当にありがとうございます。
今年の初売りはお天気にも恵まれ、多くのお客様にお越しいただき、皆元気に新年を迎えられ幸先の良いスタートとなりました!!
今年の目標は1カ月のブログ投稿数が10回を切らないよう頑張っていきたいと思っています!!
本年もどうぞ、よろしくお願い致します☆
今日から仕事初めという所が多いと思いますが、私共は初売りは2日からでしたが製造が今日からスタートでしたので、今朝会長・社長の年頭の挨拶があり、松葉屋も今日から本格的に動きはじめました!!

いつもより皆30分早く出勤し、会長から今年にかける想いと松葉屋の歴史の話を聞きました。
今までに何度か話をしたことはありましたが、今年はまた違う想いで話をしてくれたのでした。
『社長から昨年、2014年をどのような年にしていくか相談があり、社長がこうしたいという想いを聞き、わしはこう思うと議論を重ね、二人の意見が一致することが大事たと12月に二人で話し合いを進めてきた。本来社長が年頭の挨拶をするが今年はわしにさせてくれといい、今日今からわしの想いと歴史を話させてもらう。
わしが中学1年の時、父親が病に倒れ帰らぬ人となった。そして高校を卒業と同時に和菓子の修行へ。父親のいない家庭で貧乏だった為、本当は大学にも行きたかったが母親は早くわしに和菓子の技術を学んで継いで欲しくてな、進学は諦め丁稚奉公に。4年修行しもう少しと思っていたが技術もまだそこそこなのに22歳で帰ってきた。
帰って来ても技術はイマイチだし、なかなか売れなかったとき、帰郷して1年後、鳥上にある‘妙厳寺’のご住職から夏のお寺の行事に使うお菓子の注文を頂いた。当時300個のお菓子の注文、そりゃぁ嬉しかったわ。この時はまだ和尚さんとは面識がなく、ただ作って持って行き、多分奥さんだったかなぁ、渡して帰って来たんだよ。
そしたらまた半年後、今度は年始の行事に使われるお菓子の注文をまた300個くらいもらってな、作って持って行ったら今度は和尚さんが出て来られて、こんな話をして下さったんだよ。
和尚 『あなたが松葉屋さんかね。予想していたより若かったわ。何故私があなたのお菓子を注文したか分かりますか?』
会長 『いえ、分かりません。』
和尚 『あなたのお菓子をもらって食べた事がありました。正直、技術は大したことないなと思ったけど、一生懸命さを感じました。この想いを忘れずに、頑張りなさい。』
そして、和尚から「いいものをあなたにあげよう!何て書いてあるか分かりますか。」と。
会長 『‘みてござる’でしょうか。』
和尚 『そうです。これは僕の大学時代の恩師、教育者であり哲学者である“森 信三氏(号:不尽)”が私に書いて下さった書です。この意味は説明しません。あなたなら自分で解釈して活かしてくれると思うから、差し上げます。』
この時、わしは驚愕したんだよ。確かにあの時まだ帰って間もない頃で、そんなに注文もない時に300個のお菓子の注文。そりゃぁ嬉しくてな、本当に一生懸命作ったんだ。
世の中には、技術は大したことなくても、そういう想いをちゃんと見てくれる人がいるんだと、本当に驚いた事を覚えている。
そして、人は見ていなくても神さんがみてくれているんだ。そして例え神さんが見ていなくても、自分の心がちゃんと自分をみている。 手を抜けば手を抜いた事もみているし、一生懸命したことも必ず自分は分かっているし、それは誰かに伝わるんだと、俺はこの‘みてござる’という意味をそう解釈したんだ。
頂いた書は半紙に書いてあったので自分で表装。以来わしの宝物、原点を忘れない為時々見ている。
そしてわしが今73歳、50年前にこのことがあり、以来ずっと、弘延先生はお亡くなりになったが、今年のお正月もお菓子の注文を頂いた。50年間ずっとお菓子の注文を頂くという事は本当に凄い事、有り難い事だと思う。
私達はこうやって支えられ、ここまで来ているので感謝して一生懸命働く事だ。それがお客様に伝わり支持して頂く事に繋がるから。』
今日会長が皆に伝えたかったこと、『雑念を捨てて一生懸命働けば、気持ちが充実し、必ず道は開ける。』
今年松葉屋は移転後10月で15周年を迎えます。
祖父が横田の地で松葉屋をスタートさせ77年になり、会長が22歳から始め50年経ちました。
そして現社長になり5年目を迎えます。
各個人・家庭・会社、それぞれにドラマがあり歴史があります。私共も本当に色々な事がありました。
希望をもって2014年を歩んでいきたいと思っています!!
お菓子は家族の団らんや笑顔、幸せを与えるものだと信じています。
私共の作るお菓子が皆様の幸せのお手伝いが出来るものでありたいと願い、皆で一生懸命頑張りたいと思いますので、本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

1月6日、晴天に恵まれた奥出雲です!
改めまして皆さま明けましておめでとうございます。
いつも松葉屋をご贔屓に、そしてこのブログを読みに来て頂き本当にありがとうございます。
今年の初売りはお天気にも恵まれ、多くのお客様にお越しいただき、皆元気に新年を迎えられ幸先の良いスタートとなりました!!
今年の目標は1カ月のブログ投稿数が10回を切らないよう頑張っていきたいと思っています!!
本年もどうぞ、よろしくお願い致します☆
今日から仕事初めという所が多いと思いますが、私共は初売りは2日からでしたが製造が今日からスタートでしたので、今朝会長・社長の年頭の挨拶があり、松葉屋も今日から本格的に動きはじめました!!

いつもより皆30分早く出勤し、会長から今年にかける想いと松葉屋の歴史の話を聞きました。
今までに何度か話をしたことはありましたが、今年はまた違う想いで話をしてくれたのでした。
『社長から昨年、2014年をどのような年にしていくか相談があり、社長がこうしたいという想いを聞き、わしはこう思うと議論を重ね、二人の意見が一致することが大事たと12月に二人で話し合いを進めてきた。本来社長が年頭の挨拶をするが今年はわしにさせてくれといい、今日今からわしの想いと歴史を話させてもらう。
わしが中学1年の時、父親が病に倒れ帰らぬ人となった。そして高校を卒業と同時に和菓子の修行へ。父親のいない家庭で貧乏だった為、本当は大学にも行きたかったが母親は早くわしに和菓子の技術を学んで継いで欲しくてな、進学は諦め丁稚奉公に。4年修行しもう少しと思っていたが技術もまだそこそこなのに22歳で帰ってきた。
帰って来ても技術はイマイチだし、なかなか売れなかったとき、帰郷して1年後、鳥上にある‘妙厳寺’のご住職から夏のお寺の行事に使うお菓子の注文を頂いた。当時300個のお菓子の注文、そりゃぁ嬉しかったわ。この時はまだ和尚さんとは面識がなく、ただ作って持って行き、多分奥さんだったかなぁ、渡して帰って来たんだよ。
そしたらまた半年後、今度は年始の行事に使われるお菓子の注文をまた300個くらいもらってな、作って持って行ったら今度は和尚さんが出て来られて、こんな話をして下さったんだよ。
和尚 『あなたが松葉屋さんかね。予想していたより若かったわ。何故私があなたのお菓子を注文したか分かりますか?』
会長 『いえ、分かりません。』
和尚 『あなたのお菓子をもらって食べた事がありました。正直、技術は大したことないなと思ったけど、一生懸命さを感じました。この想いを忘れずに、頑張りなさい。』
そして、和尚から「いいものをあなたにあげよう!何て書いてあるか分かりますか。」と。
会長 『‘みてござる’でしょうか。』
和尚 『そうです。これは僕の大学時代の恩師、教育者であり哲学者である“森 信三氏(号:不尽)”が私に書いて下さった書です。この意味は説明しません。あなたなら自分で解釈して活かしてくれると思うから、差し上げます。』
この時、わしは驚愕したんだよ。確かにあの時まだ帰って間もない頃で、そんなに注文もない時に300個のお菓子の注文。そりゃぁ嬉しくてな、本当に一生懸命作ったんだ。
世の中には、技術は大したことなくても、そういう想いをちゃんと見てくれる人がいるんだと、本当に驚いた事を覚えている。
そして、人は見ていなくても神さんがみてくれているんだ。そして例え神さんが見ていなくても、自分の心がちゃんと自分をみている。 手を抜けば手を抜いた事もみているし、一生懸命したことも必ず自分は分かっているし、それは誰かに伝わるんだと、俺はこの‘みてござる’という意味をそう解釈したんだ。
頂いた書は半紙に書いてあったので自分で表装。以来わしの宝物、原点を忘れない為時々見ている。
そしてわしが今73歳、50年前にこのことがあり、以来ずっと、弘延先生はお亡くなりになったが、今年のお正月もお菓子の注文を頂いた。50年間ずっとお菓子の注文を頂くという事は本当に凄い事、有り難い事だと思う。
私達はこうやって支えられ、ここまで来ているので感謝して一生懸命働く事だ。それがお客様に伝わり支持して頂く事に繋がるから。』
今日会長が皆に伝えたかったこと、『雑念を捨てて一生懸命働けば、気持ちが充実し、必ず道は開ける。』
今年松葉屋は移転後10月で15周年を迎えます。
祖父が横田の地で松葉屋をスタートさせ77年になり、会長が22歳から始め50年経ちました。
そして現社長になり5年目を迎えます。
各個人・家庭・会社、それぞれにドラマがあり歴史があります。私共も本当に色々な事がありました。
希望をもって2014年を歩んでいきたいと思っています!!
お菓子は家族の団らんや笑顔、幸せを与えるものだと信じています。
私共の作るお菓子が皆様の幸せのお手伝いが出来るものでありたいと願い、皆で一生懸命頑張りたいと思いますので、本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
横田高校進路ガイダンス『キミチャレ』 2013-07-03
松葉屋
横田高校3年生(就職・専門学校クラス)を対象にした、進路ガイダンス『キミチャレ』が今年も行われ、
弊社にも70名の学生さんが見学に来られました。

総勢70名の学生さんが入るスペースはうちにはないので、1班2班35名ずつに分かれて来て頂きました。
最初の社長の挨拶です!

この『キミチャレ』の目的が、地域で活躍する自分よりほんの少しだけ先輩である20~30代の職業人
の語りにより、生徒自身が将来に向けて明確なビジョンを持ち、高校卒業後の進路開拓意識を高める
と伺っていたので、4名のスタッフに話をして貰う事にしました!
こちらは工場スタッフの直ちゃんと由美ちゃん♪緊張してます…。

お店スタッフは服部と須山の3・40代男子チーム。
さて、想いは伝わったかな~?!

こんな素敵な缶バッチをつけておられたので、パシャ♪
ここに『キミには、チャレンジしてほしい!』と書かれてあります。
そう、それで『キミチャレ』なんですね~!!
今日・明日と2日間この『キミチャレ』はあるそうで、今日の午前中は学校で、町内の若手職業人
との対談&クループ討議をしたのだとか。そして午後から企業見学。
明日も朝から企業見学を行い、昼から2日間の振り返りとまとめ。で終了なのだそうです!!
この2日間を通じ、社会に出ていく為に学んでいる事を感じてもらえたらいいなぁと個人的に思って
います。
実は私、今年から横田高校評議委員を仰せつかりました。何をするのかまだ良く分かっていませんが、
子供のいない私は横田高校の事を知る事ができる貴重な機会だと思い、引き受けさせて頂きました。
聞くところによると、もう数年以内に1学年3クラスになり、近い将来2クラスになりそうだそうです。
そうなると、合併対象になると聞きました。
私の母校でもある、横田高校。存続をかけてこれから正念場です!!
この町から高校がなくなってしまうと、色んな弊害がでてきます。私に何が出来るか分かりませんが、
少しでもお役に立てればと思っています。
弊社にも70名の学生さんが見学に来られました。

総勢70名の学生さんが入るスペースはうちにはないので、1班2班35名ずつに分かれて来て頂きました。
最初の社長の挨拶です!

この『キミチャレ』の目的が、地域で活躍する自分よりほんの少しだけ先輩である20~30代の職業人
の語りにより、生徒自身が将来に向けて明確なビジョンを持ち、高校卒業後の進路開拓意識を高める
と伺っていたので、4名のスタッフに話をして貰う事にしました!
こちらは工場スタッフの直ちゃんと由美ちゃん♪緊張してます…。

お店スタッフは服部と須山の3・40代男子チーム。
さて、想いは伝わったかな~?!

こんな素敵な缶バッチをつけておられたので、パシャ♪
ここに『キミには、チャレンジしてほしい!』と書かれてあります。
そう、それで『キミチャレ』なんですね~!!
今日・明日と2日間この『キミチャレ』はあるそうで、今日の午前中は学校で、町内の若手職業人
との対談&クループ討議をしたのだとか。そして午後から企業見学。
明日も朝から企業見学を行い、昼から2日間の振り返りとまとめ。で終了なのだそうです!!
この2日間を通じ、社会に出ていく為に学んでいる事を感じてもらえたらいいなぁと個人的に思って
います。
実は私、今年から横田高校評議委員を仰せつかりました。何をするのかまだ良く分かっていませんが、
子供のいない私は横田高校の事を知る事ができる貴重な機会だと思い、引き受けさせて頂きました。
聞くところによると、もう数年以内に1学年3クラスになり、近い将来2クラスになりそうだそうです。
そうなると、合併対象になると聞きました。
私の母校でもある、横田高校。存続をかけてこれから正念場です!!
この町から高校がなくなってしまうと、色んな弊害がでてきます。私に何が出来るか分かりませんが、
少しでもお役に立てればと思っています。
友塚君の畳カフェ × 松葉屋 2013-05-03
松葉屋
後半のGWが始まりましたね
午前中は曇り空で肌寒かったですが、良いお天気になってきた奥出雲です。
今日はお店に友塚畳工店の友塚昭二君が来て、『畳カフェ』を開いてくれました
多分皆さん、何故畳屋さんがカフェを?!とか、そもそも畳カフェって何?!
と思っておられるのではないでしょうか
そんな訳で、友塚君に聞いてみました。

『最近、畳を入れている家が少なくなり、どうやって‘畳’の良さを知ってもらいPR出来るかと
考えた時、人が集まる空間を作りたい!そうだ、場の提供だ!コーヒー好きだし、カフェだ!!』
という事で畳カフェが誕生したのだそうです。
『島根で自分が一番美味しいと思う珈琲屋さんから豆を仕入れさせてもらい、水は地元の延命水
を汲み、畳を持ってイベント会場で1杯300円で提供。お客さん同士が友達になってくれたり、こ
れがご縁で畳の注文をもらったり、自分の想いを伝える事が出来てとっても嬉しい。』
と語ってくれました。
2年位前から始め、最近はほぼ週末は何かのイベントに誘ってもらい出店しているそうです。
このGWは奥出雲町内で。初日は松葉屋でしたが、明日4日は‘そろばんと工芸の館’で、5日は
‘姫のそば ゆかり庵’で畳カフェを出店されるので是非行ってみて下さいね
そして、畳の魅力も聞いてみました
『畳にはアロマテラピー効果があり、森林浴をしたのと同じ効果があります。イ草は湿気を吸っ
たり吐いたりする天然の空気清浄器。日本の高温多湿にとても向いているのです。畳は見るも
のではなく感じるもの。大地と繋がっている感じがしますよね!!是非多くの人に畳の良さを
再確認してもらいたいです!』
と、やはり珈琲を淹れるお兄さんではなく、畳職人でした
(もちろん淹れる珈琲もとっても美味しいですけどね
)
今日一日、当店で頑張って頂きました!!
畳職人がまさかのカフェ。畳に対する熱い想いを持ち、人と人が繋がる空間を作り出すことに
情熱を燃やす姿に心を打たれます。こんな頑張る若者がいて嬉しいですね
友塚君、今日はありがとうございました


こんな感じで出店でした!

カッコいいコーヒーミルです☆

畳カフェのロゴマーク素敵ですよね♪
気が付きますか?!畳を寝かせて半分になっているのが・・・。

松葉屋オリジナルデザートでした。全部自家製ですよ
(抹茶のシュークリーム・もなかアイスマンゴー味・カステラ苺ソース添え)

私もアパート住まいなので、畳が恋しい今日この頃です

今日はお店に友塚畳工店の友塚昭二君が来て、『畳カフェ』を開いてくれました

多分皆さん、何故畳屋さんがカフェを?!とか、そもそも畳カフェって何?!
と思っておられるのではないでしょうか

そんな訳で、友塚君に聞いてみました。

『最近、畳を入れている家が少なくなり、どうやって‘畳’の良さを知ってもらいPR出来るかと
考えた時、人が集まる空間を作りたい!そうだ、場の提供だ!コーヒー好きだし、カフェだ!!』
という事で畳カフェが誕生したのだそうです。
『島根で自分が一番美味しいと思う珈琲屋さんから豆を仕入れさせてもらい、水は地元の延命水
を汲み、畳を持ってイベント会場で1杯300円で提供。お客さん同士が友達になってくれたり、こ
れがご縁で畳の注文をもらったり、自分の想いを伝える事が出来てとっても嬉しい。』
と語ってくれました。
2年位前から始め、最近はほぼ週末は何かのイベントに誘ってもらい出店しているそうです。
このGWは奥出雲町内で。初日は松葉屋でしたが、明日4日は‘そろばんと工芸の館’で、5日は
‘姫のそば ゆかり庵’で畳カフェを出店されるので是非行ってみて下さいね

そして、畳の魅力も聞いてみました

『畳にはアロマテラピー効果があり、森林浴をしたのと同じ効果があります。イ草は湿気を吸っ
たり吐いたりする天然の空気清浄器。日本の高温多湿にとても向いているのです。畳は見るも
のではなく感じるもの。大地と繋がっている感じがしますよね!!是非多くの人に畳の良さを
再確認してもらいたいです!』
と、やはり珈琲を淹れるお兄さんではなく、畳職人でした

(もちろん淹れる珈琲もとっても美味しいですけどね

今日一日、当店で頑張って頂きました!!
畳職人がまさかのカフェ。畳に対する熱い想いを持ち、人と人が繋がる空間を作り出すことに
情熱を燃やす姿に心を打たれます。こんな頑張る若者がいて嬉しいですね

友塚君、今日はありがとうございました



こんな感じで出店でした!

カッコいいコーヒーミルです☆

畳カフェのロゴマーク素敵ですよね♪
気が付きますか?!畳を寝かせて半分になっているのが・・・。

松葉屋オリジナルデザートでした。全部自家製ですよ

(抹茶のシュークリーム・もなかアイスマンゴー味・カステラ苺ソース添え)

私もアパート住まいなので、畳が恋しい今日この頃です
