咲子の奥出雲山里だより - 奥出雲讃菓 松葉屋

生まれ育った田舎町をこよなく愛し、一人でも多くの人にここを知ってもらい訪れて欲しいと願いながら和菓子屋の専務として日々奮闘中!家業と地域の発展にどう貢献できるか…ここでどう心豊かに暮らしていくか、そんなこと考えながら日々の暮らしを綴っていきます。

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鉄師ト蔵家にまつわる話 ~子孫の想い~

ト蔵家パンフ

たたら製鉄の話は何度もこのブログでしているので、今回は詳しくは書きませんが、今日は松江藩5鉄師の中の1つ「ト蔵家」を取り上げてみたいと思います。
ト蔵家のたたら経営の記録が確かなのは1768年から。約250年の間1925年(大正14年)まで操業をしていたお家です。残念ながらト蔵家としては無くなってしまいましたが、その子孫の田辺さん親子が少しずつ整備されながら今に伝えておられます。

お母さまは2007年6月に「ト蔵庭園 椿庵」という山野草を使ったお料理を出されるお店をオープンされました。この庭園を守り、後世に伝えたいという想い一心で…。
IMG_8442.jpg
椿庵の紹介⇒http://okuizumosanka.blog.fc2.com/blog-entry-8.html
 ※2008年のブログなので金額等今は違いますので、お店にお問合せ下さい。
庭園の紹介⇒http://okuizumosanka.blog.fc2.com/blog-entry-96.html

その後、息子さんが椿庵から少し上がったところのト蔵家のたたらの遺跡がある近辺を少しずつ整備され始めました。

少し話は変わりますが、今から約10年前、東京からこの町に来てお仕事をされている方と知り合いました。大都会からこの町に来られ最初は戸惑いながらも、とても素晴らしい場所だと何度も褒めて下さり、ある時、ご案内したい場所があると言われ連れて行ってもらった所がありました。町内に住んでいながらも知らなかったそう、ト蔵家の遺跡が散らばっている「追谷地区」。
その当時、物置小屋とその隣に誰も住んでいない、誰も管理していなさそうな潰れそうな建物があり、目の前には1本の大きな木。私から見れば、何てことはない奥出雲にありそうな普通の風景。
しかしその方に「ここは凄い場所ですよ!将来必ず色んな人が集まる場所になるでしょう。奥出雲にとってとても大切な場所です。」と予言めいたことを言われました。たたら製鉄やト蔵家の事も多分話されたと思うのですが、10年前の私には理解ができていませんでした。

何年前から息子さんが、ここの地域を何とかしたい、ト蔵たたらを復活させたいと思われたのか詳しくは聞いていないのですが、私を連れてきて下さった方ともご一緒され、少しずつ整備され始めたというのは風の便りで知っていました。
そして数年後、あの小屋の下にたたら場跡があることを知り、あの古びた建物を改修してカフェを始めるという事、国の重要文化的景観や日本遺産、日本農業遺産に認定された「追谷地区の棚田」でライトアップ事業をされるなど、息子の田辺さんが色々され始めたことを知りました。

最近、田辺さんとご一緒させていただく機会がありました。私自身勘違いしていたこと、人の噂で間違った情報を得ていたことなどが分かり大変申し訳なかったなと…。あの東京から来られた方に連れてきていただいてから約10年の月日が経ち、何もなかったあの場所に、確かに「鉄師ト蔵家」の歴史を感じることができるようになっていることが、本当に素晴らしく、敬服しています。

久々に母と「鈩の舎 TATARANOIE CAFE&GALLERY」にランチをしに行きました。
オリジナリティーあふれるお蕎麦がとても美味しく、母も私と一緒に東京の方に連れられて来た以来ここへ足を踏み入れたのですが、素敵に変身しているこのエリアに感動していました!
TATARANOIE.jpg

鈩の舎 そば

「たたら」と「食」で地域を活性化させたいと奮闘しておられる田辺さん。お母さまの椿庵とはまた違い、オリジナリティー溢れるお蕎麦やこの集落で採れる仁多米「たたら源流米」で作るおにぎり、ここの湧き水で淹れる珈琲に夏季限定の湧水かき氷などの甘味・・・どれも目を引くメニューの数々でした!

そして、こちらのチラシを頂きました↓↓
水車チラシ

今週の土曜日、7月25日に「TATARANOIE CAFE&GALLERY」前にある、たたら製鉄の御神木「桂の木」とその横にある出来た鉧を冷やす池、鉄池(かないけ)横に、ト蔵家のたたらのシンボルであった大きな水車を復元されるとの事です。
まだ工事中で、水車はありませんでした。25日が楽しみです♬

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是非一度訪れてみてください!




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Author : 内田咲子

奥出雲をこよなく愛し、町内外のひとたちにこの地方の良さを伝えていきたいと思っています。

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